第5課

【5】標準時と時差ひょうじゅんじ と じさ

各国の時間を決める際、基準となるのが世界標準時である。世界標準時とは、本初子午線(イギリス・旧グリニッジ天文台跡地を通る経線)を基準にした時間である。世界標準時を基準とし、経度が東に15°ずれると時間は1時間進み、経度が西に15°ずれると時間は1時間遅くなる。これによって、各地の標準時が決まる。

日本標準時は、兵庫県明石市を通る東経135°の経線で決まる。これによって、イギリスと日本の時差(各地の標準時が指す、時間の差)を求めると

   イギリス・・・0°、日本・・・135°
    135−0=135
    135÷15=9
    答え 9時間

となる。

また、経度180°付近に、東側と西側で日付が変わる日付変更線という境界線が設定されている。この線を西へ越えると、次の日の日付になり、この線を東へ越えると、1日前の日付になる。


[問1]  日本は世界標準時に対して+9時間、南米・コロンビア共和国は世界標準時に対して−5時間である。日本が2月26日午後1時の場合、コロンビア共和国は何月何日の何時か。

(1) 2月25日  PM11:00
(2) 2月26日  AM10:00
(3) 2月26日  PM5:00
(4) 2月27日  AM3:00
[問2]  2011年のサッカーワールドカップは南アフリカ共和国で行われた。  南アフリカ共和国のケープタウンは東経18°である。日本の標準時は東経135°だが、日本と南アフリカ共和国の時差は何時間か。

(1) 7時間
(2) 9時間
(3) 10時間
(4) 18時間

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